「京(みやこ)のかたな」展(京都国立博物館)見所ずらり!

本物の「刀(かたな)」となると、ちょっと怖い。 いかに刃がないとはいえ、その重厚感、荘厳さ、 まるで怨霊が潜んでいるかのように妖しく光る刃文。 手にした途端、暴れだしてしまうかも知れない。   6月11日「京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ」の記者発表会があり、 「刃を落とした現代刀」を握らせてくれる体験コーナーがあった。 やはり、度胸があるのは女性の方が多いようだった。  特別展「京(みやこ)のかたな  匠のわざと雅のこころ」公式サイト2018年9月29日(土)〜11月25日(日)京都国立博物館  「銘 来国光」「銘 則国」「菊御作」等など、 国宝、重文の「名刀」がずらり、 となるのは京都国立博物館であれば当たり前のことなのだろう。   この展示会では、 「王城の地・京都」京(みやこ)にまつわる刀、 約200振りが一堂に展示され、 「平安時代から平成にいたる山城鍛冶の技術系譜と、 刀剣文化に与えた影響を探」り、 また、「武家文化だけでなく、公家・町衆を含めた京文化の中で、 刀工たちが果たした役割に迫」る、と京都国立博物館。   さらに見落としてならないのは、今回の展示の中に、 刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞~ONLINE~」

に出てくる、お馴染みの刀が、数多く展示されることだ。 「刀剣男子」のモチーフになった刀剣、 つまり、三日月宗近、石切丸、鳴狐、など 本物の刀剣20振り以上もが展示される。   併せて、 「刀剣乱舞~ONLINE~コラボチケット」が 6月29日から発売されるのも見逃せない。 これは「極レア」もの、と言って間違いない。 三日月宗近、へし切長谷部、がデザインされ、 2枚1組2600円。(5000セット限定)。   この他、コラボグッズ付きチケットや、 いろいろなコラボ企画も続々登場する予定とのこと。 (なお、一般チケットの前売りは7月30日(月)から。)   京都国立博物館創立121年、 「この長い歴史の中でも、刀剣だけの展覧会は初のこと」 と、末兼主任研究員。 「京都=山城系鍛冶の作品のうち、国宝指定作品のほぼすべて」と、 「著名刀工の代表作」などが一堂に展示される。 刀剣ファンには、たまらない内容になりそうだ。   ただ、「刀剣だけの展示」とはいえ、 一部、「騎馬武者像」や「阿国歌舞伎図屏風」など、 貴重な作品も展示されているので、 より理解を深めることができる。   また、なんと、あの祇園祭 長刀鉾の、 鉾の頭に付けられているあの「なぎなた」の いつの時代かはわからないが、 その本物が観られるようだ。   記者発表会では写真が間に合わなかったそうで、 どんな姿形なのか窺い知ることはできなかったが、 何はともあれ、この「なぎなた」が展示されるのは 本邦初、とのこと。 これも見逃すわけにはいかない。   刀にそれほど興味のない人でも、 きっと、ゾクゾクするあの感銘を受けるだろうことは 間違いないだろう。

   ☆ 山城物(やましろもの) 山城国(京都府)で制作された刀剣の総称。京物ともいう。当地では鉄の産出をみないが、平安時代以降文化の中心地として多くの刀工が活躍し、大和(やまと)(奈良県)、備前(びぜん(岡山県)、相州(神奈川県)、美濃(みの(岐阜県)とともに五大生産地の一つとして栄え、江戸初期にわたる。永延(えいえん(987~989)ごろ三条に住した宗近(むねちか(三条宗近)の有銘作があり、彼は多くの弟子をもって一派をなした。鎌倉初期には粟田口(あわたぐちに国友、久国をはじめとする粟田口派がおこり、一方、同じころ四条大路には定利(さだとし、定吉らの綾小路(あやのこうじ派が活躍した。後期には国行を祖とする来(らい派の隆盛をみるが、南北朝時代に入ると信国(のぶくにが同銘数工数代続き、長谷部(はせべ派も腕を競った。室町時代には信国派以外に名工の輩出はなく、末期に平安城長吉、三条吉則(よしのり)の名があげられる程度である。桃山時代には急激に鍛冶(かじが蝟集(いしゅうし、堀川国広、埋忠明寿(うめただみょうじゅ、伊賀守金道(いがのかみかねみちなどの一門が栄えたが、やがて江戸に政治の中心が移るとともに衰退した。山城物は、寺社や領主に隷属せず、一般に市販されていたのが特色とみられ、ために作風も華やかで地鉄(じがね、刃文の優美なものが多い。[小笠原信夫](日本大百科全書ニッポニカより)   ☆  刀剣乱舞(とうけんらんぶ)「刀剣乱舞~ONLINE~」 名だたる刀剣が戦士の姿になった「刀剣男子」を収集・育成・強化し、歴史改変を目論む敵を討伐していく、刀剣育成シミュレーションゲーム。ブラウザ版、スマホ版で配信。「とうらぶ」とも呼ばれる。

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