「徳岡神泉展」カブの中に宇宙があるって?(堂本印象美術館)

リニューアルオープン記念展覧会Ⅱ「徳岡神泉 ー 深遠なる精神世界 ー 」2018/1013(土)~ 11/25(日) 京都府立堂本印象美術館  「徳岡神泉展」のチラシには 『カブの中に宇宙…?!』 とのキャッチコピーがある。  10月12日(金)、同展内覧会が行われた。   三輪晃久館長は、若い頃「沼」を描いている時、 館長を指導していた徳岡神泉から 『水面の中をよく見ろ』 『すぐに写生をするのではなく、極端に言えば一日中ずっと見ててもいい。  とにかく見つめることだ』とアドバイスを受けていたという。   「見続ければ周りの空間や、外部の空間が見えてくる。  すべてが宇宙空間」とも。  つまり、  例えば作品『蕪』であれば、  描かれた「カブ」の中に「宇宙」があるのだ、という。   さらに、 「時代の流れがとても早い現在だが、  すでに昭和の中頃に『時の流れには溺れまい』、  とのスタイルを徳岡神泉は貫いていた。  今こそ、じっくりと物事を観なければならない時代なのではないだろうか」。   「今だからこそ、徳岡神泉のゆったりとした絵を観て、  もう少しじっくりと物事を見つめる必要性を感じ取って頂ければ」と語る。   また主任学芸員の山田由希代さんは、 「徳岡神泉は『色』に強いこだわりがあった。  その幽玄な独特の世界観を観て頂きたい」と話す。 「意識を集中することによって、自己と対象の一体化した境地に達すること」を  なによりも重視した徳岡神泉。  平成8年に京都国立近代美術館で生誕100年の展覧会が開かれて以来、  京都では22年ぶりとなる今回の徳岡神泉展には、  戦後の作品を中心に45件が展示されている。 


☆ 徳岡神泉 = 明治29年(1896)に京都市上京区(現・中京区)の神泉苑近くに生まれ、生涯の大半を京都で過ごしながら絵画制作を行い、昭和47年(1972)に京都で没するまで幽玄ともいわれる独特な表現で近代日本画において大きな足跡を残した日本画家です。(堂本印象美術館HPより)  


☆ 三輪晃久(京都府立堂本印象美術館館長)= 1957年日展に初入選。1958年京都市立芸術大学日本画科を卒業。堂本印象に師事。日展特選2回(1967年、1979年)、入選22回。日春展日春賞2回、奨励賞3回。現在日展評議員。(公益財団法人 知足美術館HPより)  


【同時開催】「堂本印象 日本の風景、ヨーロッパの風景」     味わい深い日本の風景と、戦後描いた軽妙洒脱なヨーロッパの風景。 京都府立堂本印象美術館

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