印象っていえば御倉屋でしょう

京都府立堂本印象美術館が3月21日にリニューアル・オープンする。
ということで、近所ということもあり、印象ゆかりの和菓子屋さん「御倉屋」(みくらや)さんへ行ってきた。
コンビニに慣れている身には、シンプル・イズ・ザ・ベストの和菓子屋さんは敷居が高い(←誤用で解釈を)。照明を落とした店内の一角に、これぞ The 和菓子ともいうべき京菓子がガラスケースの中で並んでいる。吉井勇や新村出ら著名人が銘々したお菓子も並ぶ。が、殆どは商品名も価格も表示されていない。先祖代々かどうかは訊きそびれたが、間違いなく先々代のご主人は芸術家や知識人らと親交が深かった。何度かお会いしたことのあるそのご主人の、これが美学なんだと思う。

店の奥には堂本印象が揮毫した扁額「御倉屋」が掛けられている。
まるで日本画のような心落ち着く、極めて日本的な色気のある、運筆だ。
「夕ばえ」を購入。新村出が名付けた焼き半生菓子。白餡の表の皮にうっすらと焦げ目がつき、ひび割れの中から白餡が覗く。その白餡が柔らかく口の中でほどける。やはり日本人は和菓子だ。(洋菓子も好きだ。)
堂本印象が好んだお菓子の一つ「懐中しるこ」は夏のもの、6月頃からお店に出るそうです。

・ ※新村 出(しんむら いずる、1876~ 1967年)日本の言語学者、文献学者。京都大学名誉教授。1955年に初版が発刊された『広辞苑』の編纂・著者。
・ ※吉井 勇(よしい いさみ、1886~1960年)京都・祇園を愛した歌人、祇園・白川の歌碑前で毎年営まれる「かにかくに祭」は9月8日。

京都府立堂本印象美術館

【リニューアルオープン記念展覧会】 「堂本印象 創造への挑戦」
2018/03/21(水・祝)~2018/06/10(日)

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