渡辺信喜 中国の旅 素描(堂本印象美術館)京都現代作家展10

堂本印象美術館 同時開催
京都現代作家展10
渡辺信喜 中国の旅 素描

2019/01/29(火)~2019/03/17(日)
堂本印象美術館

中国は広い。東と西、北と南では、 社会環境や人々の暮らしぶり、家屋、風景など、全然違う。 近年目覚ましい発展を遂げる都市部、 一方、少し郊外へ出れば旧き中国がそのまま残ってもいる。 急峻な山々、深遠な湖や滔々と流れる大河。
「中国は全てにおいてスケールが大きい。」と日本画家の渡辺信喜氏。 花木を得意とする渡辺氏は宋元画に魅せられて、 1980年頃から20回近く中国へのスケッチ旅行を続けている。
その写生をまとめた「中国の旅 素描」展が、 堂本印象美術館で開かれている。

「堂本印象美術館が2013年から続けている『京都現代作家展シリーズ』は毎回好評を博しかなり定着してきた。 第10回目となる今回は日本画家の渡辺信喜さん。渡辺さんが長年にわたり中国各地で描いてこられたスケッチが、 これほどまとめて展示されるのは本邦初のこと。ぜひご覧いただきたい」と三輪晃久堂本印象美術館館長。


記者内覧会では渡辺氏が中国写生旅行での苦労話などを交えながら、作品を解説。
「西域は砂の世界。それだけに自然の色を感じる。特に黄土色がものすごく綺麗で、絵の具にしたくなるほどの土だった。」「白い土も日本の砥粉(すのこ)のようで素晴らしいものだった。」「各地で拾った小石も、それぞれに特徴があり、見るだけでその時のことが思い出される。」「トラブルはいっぱいあった。大水で道が寸断され立ち往生したり、仲間が病気になったり、とか。」
「いろんなことがあったが、規制も今ほど厳しくなく、石窟などにも入ることができ、総じて楽しい旅であった。」

本展では、「火焔山 トルファン」はじめ黄山や蘇州、北京、桂林などで描かれた作品約40点が展示されている。 3月17日(日)まで。

☆ 渡辺信喜(わたなべのぶよし)=1941年に京都市に生まれ、64年に京都市立美術大学日本画科を卒業後、日展や日春展などで作品を発表して活躍し、現在も日展理事、新日春会会員、京都精華大学名誉教授をつとめながら花鳥画の世界を精力的に追求し続けている日本画家です。(堂本印象美術館資料より。)

☆ 宋元画(そうげんが)=中国、宋・元の時代の絵画。日本では特に、鎌倉・室町時代に伝えられた院体画・水墨画・仏画などをいう。(大辞林より。)

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