『藤井智美「写生と本画」展より』 (7/30-9/23) (堂本印象美術館)

preview

企画展
堂本印象 ほとけを描く ほとけを愛でる
印象コレクションの秘仏初公開・まぼろしの四天王寺宝塔の仏画

2019年5月29日(水)~9月23日(月・祝)
堂本印象美術館



<併催>

京都現代作家展 12
藤井智美「写生と本画」
Sketches and Paintings

7月30日(火)~9月23日(月祝)
堂本印象美術館


【講演会】
「作品を語る」
2019年9月8日 (日)
講師:藤井智美

時間:14:00~
場所:学校法人立命館旧堂本印象邸(美術館東隣)


7月29日、堂本印象美術館の「京都現代作家展 12」
藤井智美「写生と本画」展の内覧会が開かれた。
藤井先生は、兵庫県出身。京都市芸大大学院修了後、
チェニジア人の知己を得て、そのご家族に親しくして頂き、
居候しながらサハラ砂漠へと写生を続けたという。

「湿度が違う。空の色も違う。光と影のコントラストに惹かれました」
と藤井先生。

本展では京都や兵庫の山中で描いた作品などのほか、
アンカラや、砂漠で描いた作品も展示されている。
堂本印象美術館のリリース資料によると、
藤井先生は、チュニジア北西部の岩山の町 Le Kef で写生している時、
「Giotto(ジョット)の時代に居るような錯覚を覚え」、
「地球の成り立ちを想像したり」したそうだ。
「そのような体験が本画への原動力となって」いて、
「本画で表現するには再構築が必要な為、どうすれば良いかと毎回迷う」
と書いている。

本展ではいくつかの写生画が本画と併せて展示されている。
写生から本画へと、幻想的に変わっていく。

同リリース資料の中で、日本画家の上村淳之氏は、
「藤井さんの作品はおおらかな空間の中に人心を誘い、
静かに、豊かに人生を楽しみたいと呼びかける」と記している。

また堂本印象美術館の三輪晃久館長は、
「長閑な環境に身を置き、雄大な風景を心に染みこませて制作している作家」
「観る者を和ませる風景の中の空気感、時流に乗らない淡々とした作風」
「外連味のない正攻法の画風が今後どのように展開していくのか楽しみ」
と評する。

かわいい駱駝を見るためにアルジェリアとの国境付近まで出かけたり、
「そらみつ」という枕詞に惹かれて、写生をするため高い山に登ったり、
また、イーゼルや額縁、写生用の日除け傘立てなども自作するという、
かなりの行動派、活動派。
一見、夢の中へと誘うような藤井先生の作品は、
ただ「ふんわり」だけじゃないようだ。
気を付けて鑑賞しよう。



☆ 藤井智美(ふじい さとみ) (ホームページはこちら)
日本画21世紀展 優秀賞、
雪舟の里総社墨彩画展 特選
春季創画展 春季展賞
創画展 創画会賞 など、多くの賞を受賞、
現在、 創画会会員、京都日本画家協会理事などを務める。


☆ Giotto(ジョット)= ジョット・ディ・ボンドーネ(伊: Giotto di Bondone、1267年頃-1337年1月8日)は中世後期のイタリア人画家、建築家。日本でも諸外国でも単にジョット(ジオット)と呼ばれることが多い。フィレンツェ共和国(現在のイタリア・トスカーナ州近辺)の首都フィレンツェ近郊の出身といわれており、その絵画様式は後期ゴシックに分類され、イタリア・ルネサンスへの先鞭を付けた偉大な芸術家と見なされている。(ウィキペディアより。)



テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました