三蔵法師ってだれ? 『薬師寺東塔大修理落慶記念 薬師寺展』(2020/2/28-4/19) (あべのハルカス美術館)

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「うっ、夏目雅子じゃない!」 、などという罰当たりなことを言っていてはいけない。
三蔵法師が夏目雅子だった、あれはTVドラマ、フィクションです。

確かに西遊記は面白いが、 しかし、史実はフィクションにも勝る。
三蔵法師が得た仏舎利(お釈迦様の遺骨)の一部が道昭(どうしょう)らに伝えられ、
うち3粒が奈良の薬師寺東塔に眠るとされる。

現在、約1300年の歴史を持つ東塔の、初の解体修理が行われている。
10月7日、薬師寺まほろば会館で記者発表会があり、工事の進捗状況とあわせて、
来年2月から開催される展覧会、

あべのハルカス美術館
『薬師寺東塔大修理落慶記念 薬師寺展』
2020年2月28日(金)~4月19日(日)


の展示作品などが発表された。

西暦680年頃の薬師寺創建以来約1300年間、
一度も全ての焼失・損失もなく、東塔はほぼそのままの姿を留めており、
白鳳時代の息吹を今に伝えている。ちなみに、
東塔は、屋根の大小がおりなすバランスがとてもリズミカルで「凍れる音楽」とも評されている。

法相宗(ほっそうしゅう)大本山薬師寺の加藤朝胤(ちょういん)管主(かんす)は、
「平成20年から12年かけての初の解体修理が現在行われており、今12歳以下の子供たちは一度も東塔を見たことがない。展覧会では、薬師寺を代表する宝物などが数多く展示される。この子たちにも白鳳期の美を味わって頂きたい」と挨拶。


松久保伽秀執事からは、今回の修理でのポイント、
①耐震構造の補強、②心柱の新材、③屋根の軒先の垂下、④装飾品の保存などについて説明があった。
約4万点もの部品がチェックされ、補強して使う部分、保存されるものに判定され、
「東塔舎利容器」などが今回、人間国宝らその道の大家により新調された。


今回新調されたその一つが、東塔の先端に飾られていた『水煙』。
「『水煙』は透かし彫りの天女の姿と衣と雲が渾然一体となって漂うかのような、7-8世紀の金工技術の粋」と、あべのハルカス美術館・米屋優副館長。
「これまで永い歴史を見つめてきた『水煙』が、約1300年ぶりに地上に降臨」(同)する。
高さ約3mという迫力ある姿が、目の前に展示される。



このほか、「聖観音菩薩立像」や「慈恩大師像」、薬師寺の由緒を記した「東塔擦銘」
「吉祥天女像」、「四天王立像」など国宝や重文、約60件が展覧される。


☆ 法相宗(ほっそうしゅう)=(教義について)法相宗は南都六宗のひとつに数えられる、日本における現存最古の宗派です。この宗派の教えは、5世紀ごろにインドに現れた、無著(阿僧伽)菩薩・世親(伐蘇畔度)菩薩によって大成されました。7世紀初めに玄奘三蔵が求法の旅の中で、インド・ナーランダ寺院にて教義を修め、帰国後様々な経論を翻訳しました。弟子の慈恩大師に教義を託し、慈恩大師は法相宗を開きました。法相宗では慈恩大師を開祖、その師である玄奘三蔵を鼻祖として仰いでいます。日本へは遣唐使の僧侶、道昭により伝来しました。(薬師寺HPより。)


☆ 薬師寺(やくしじ)= 奈良県奈良市西ノ京町に所在する寺院であり、興福寺とともに法相宗の大本山である。開基は天武天皇。本尊は薬師如来。南都七大寺のひとつに数えられる。1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。


☆ 玄奘(げんじょう)=(602年 – 664年3月7日)は、唐代の中国の訳経僧。玄奘は戒名であり、俗名は陳褘(チンイ)。諡は大遍覚[1]で、尊称は法師、三蔵など。鳩摩羅什と共に二大訳聖、あるいは真諦と不空金剛を含めて四大訳経家とも呼ばれる。629年に陸路でインドに向かい、巡礼や仏教研究を行って645年に経典657部や仏像などを持って帰還。以後、翻訳作業で従来の誤りを正し、法相宗の開祖となった。また、インドへの旅を地誌『大唐西域記』として著し、これが後に伝奇小説『西遊記』の基ともなった。


☆ 道昭(どうしょう)= 舒明天皇元年(629年)- 文武天皇4年3月10日(700年4月3日)は、河内国丹比郡船連(ふねのむらじ)(現・大阪府堺市)出身の法相宗の僧である。父は船恵尺。・・白雉4年(653年)、遣唐使の一員として定恵らとともに入唐し、玄奘三蔵に師事して法相教学を学ぶ。玄奘はこの異国の学僧を大切にし、同室で暮らしながら指導をしたという。(以上、ウィキペディアより。)


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