歌仙たちのみそひともじ(三十一文字)に出会う前に、
3階の入り口左壁面に書かれた文面で感動してしまった。
「もう会えないと思っていた・・」って、
熱入ってるなぁ。
特別展
流転100年 「佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」
2019年10月12日(土)~11月24日(日)
「会期中、一部の展示作品の入れ替え行います」
前期:10月12日(土)~11月4日(月・休)
後期:11月6日(水)~11月24日(日)
(公式サイト)
京都国立博物館
(picture)
そういえば、記者発表会で佐々木丞平館長が言っていた。
「せっかくやるのだから、最善尽くして皆様にご覧頂きたい。
本展のために各地から集められた佐竹本三十六歌仙の数々、
そして千三百年続いている和歌の文化、十分にご堪能を」って。
井並林太郎研究員は
「分断されてから100年という節目だからこそ出来た展覧会。
今後もうないと思われる」と述べ、
藤原敏行や源信明、坂上是則らの歌仙絵を例に引き、
和歌と肖像画に描かれた詠み人の表情や仕草などとの関係、
一枚一枚仕上げられた極上の表装などについての説明があった。
「あら、きんとう(藤原公任)はん久しぶり。よう呼んでくれはりましたなぁ」
「いえいえ、私が呼んだわけじゃ・・」
「それにしても今回はぎょうさん集まらはったなぁ」
「せや。36人中30人でっせ」
「それにすみよっさん(住吉大明神)もな」
「離れ離れになった時は、少しつろぉおしたけど、
こうしてみると一人ひとりが幸せそうで、よろしかったなぁ」
「そうでんなぁ」
「やっぱ、パトロンあってのわてらでっさかいな」
「どなたはんもようしとくれやった」
「ほんま、おおきにやで」
なんて会話が夜毎続いているに違いない。