pre「特集展示 新発見!蕪村の「奥の細道図巻」」 (6/14-7/18) (京都国立博物館 平成知新館1F-2)

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特集展示 新発見!蕪村の「奥の細道図巻」

2022(令和4)年6月14日(火)〜7月18日(月・祝)

京都国立博物館 平成知新館1F-2


展覧会の見どころ

松尾芭蕉を深く敬愛していた与謝蕪村(1716~83)は、
芭蕉の俳諧紀行『おくのほそ道』を主題とした作品を数多く制作しています。
なかでも、『おくのほそ道』の全文を書写し、関連する絵を添えた作品は、
これまで4件の現存が知られていましたが、
このたび新たに5件目となる作品が発見されました。

この作品は、史料のみから知られるものも含め、
諸本中もっとも早い時期に制作された作品であり、
それらの起点となる重要作と位置付けられます。

奇しくも、『おくのほそ道』が刊行されてから320年となる
節目の年に発見された蕪村の図巻を、
関連する京都国立博物館所蔵品とともに初公開いたします。

<京都国立博物館リリース資料より>


松本伸之京都国立博物館館長

与謝蕪村は『奥の細道』の全文を書写し、
関連する絵を添えた図巻は10件描いたといわれている。
そのうち4件が現存していたが、今回、5件目が発見された。

この「奥の細道図巻」は1777年8月に京都で描かれており、
最初の作品であることがわかった。
書簡や記録などからその存在は知られていたが、
永く行方不明となっており、「幻の作品」だった。
真贋も明らかになった。この機会に是非ご高覧を。


福士雄也京都国立博物館主任研究員

この与謝蕪村筆「奥の細道図巻」は個人が所蔵していた作品で、
このほど調査を依頼され、その後、京都国立博物館へ寄託されることになった。

文字や絵、署名や落款など、すべてを判断し、
箱書きや、手紙や送り状などの書簡に書かれていることとも内容が一致した。
与謝蕪村の「奥の細道図巻」はこれで5件が見つかったことになる。

蕪村が最初に描いた「奥の細道図巻」ということで、
他の図巻との比較検討をする際、厚みや幅が出てきた。


6月13日、内覧会

特集展示 新発見!蕪村の「奥の細道図巻」が開催されているのは、
京都国立博物館の平成知新館1F-2。

1室3面の各コーナーに、それぞれ
①奥の細道図巻 与謝蕪村筆(新発見)  
②奥の細道図巻 与謝蕪村筆(重文)
③蕪村筆奥の細道図巻模本 横井金谷筆
3つの図巻が8mほどずつ展示されている。

今回発見された図巻①は、
無料リーフレットに画像が全て掲載されており(同館HPでもダウンロード可)、
これを見ながら、②と③との違いを比較できる。

6月13日、内覧会が行われた。

リーフレット
「新出の与謝蕪村筆『奥の細道図巻』について」
 福士雄也京都国立博物館主任研究員


同館配布されるリーフレットには図巻全体の写真が掲載され、こんなことも書かれています。>
松尾芭蕉(1644~1694)
奥の細道(1689)(46歳)
与謝蕪村(1716~83)
芭蕉百回忌(1793)
蕉風復興(芭蕉の俳風への回帰運動)
俳画(俳諧味のある略筆画)
「詩書画一体」
「至高の三重奏」

佐々木有則(俳人、桔梗屋主人)(5作目の注文主)
「風流洒落を第一」
呉春の識語(1796)
外箱の箱書き
浦井有国(1780~1858)

海の見える杜美術館本 13場面
京都国立博物館本(重文) 14場面
山形美術館本(重文) 
逸翁美術館本(重文) 15場面

京都国立博物館本(新出) 9場面

 各図巻の違い
絵の場面数
同場面での人数・ポーズ・構図
行間
書き振り


「現存諸本との詳細な比較検討など、多くの課題を今後に残しますが、
 まずは新発見の喜びを・・」
<と、結んでいます。>


関連土曜講座

7月9日(土)13:30~15:00
「 新出の与謝蕪村筆「奥の細道図巻」について」
講師=京都国立博物館主任研究員 福士雄也

☆ 平成知新館 講堂にて13:30~15:00に開催。
☆ 定員100名、聴講無料(ただし当日の観覧券等が必要)。
☆ 当日10時より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布し、
  定員になり次第配布を終了。

特集展示 新発見!蕪村の「奥の細道図巻」

【開催期間】2022(令和4)年6月14日(火)〜7月18日(月・祝)
【開館時間】午前9時30分~午後5時 *入館は閉館の30分前まで
【観覧料】一般700円 大学生350円
*本観覧料で当日の平成知新館の全展示をご覧いただけます。
*大学生の方は学生証をご提示ください。
*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料です。(年齢のわかるものをご提示ください。)
*障害者の方とその介護者1名は無料となります。障害者手帳などをご提示ください。
*キャンパスメンバーズ(含教職員)は、学生証または教職員証をご提示いただくと、無料となります。
【休館日】月曜日(ただし、7月18日(月・祝)は開館)
【一般問い合わせ】TEL075-525-2473(テレホンサービス)
開催概要 https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/buson_2022/
※会期等は諸事情により変更する場合があります。

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